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緑の魔酒アブサントを呑んだ夜

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アブサン、この酒を知ってる人はなかなかの好き者ですね。

もともと薬草成分を溶かし込んだリキュールなのだがこの薬草成分のウチ「ニガヨモギ」に由来する成分が幻覚作用を引き起こすとされ20世紀初頭に各国で製造販売とも禁止された酒だ。

日本ではニガヨモギの成分は食品添加物として認められていたため1960年代頃まではバーなどで普通に流通していたが供給国のフランスで1960年代にヨーロッパ諸国で禁止令が強化されたことによる生産縮小により供給が危ぶまれ始める。

この供給不足をにらんでサントリーが自社でアブサンを作り始め、日本のバーでは供給の不安定な本物よりこのサントリーアブサンを使うようになり味も良かった事から好評を博し本物をほぼ駆逐する。これがサントリーのヘルメスシリーズ通称”黒ラベル”と呼ばれる物でこれにはちゃんとツヨン成分が入っていたが、80年代になぜかレシピを改訂され”白ラベル”として発売されたものにはすでにツヨン成分は入ってなかった。

その後紆余曲折を経て現在では日本お得意の「自主規制」によりニガヨモギの薬効成分「ツヨン」の濃度が10ppm以上のものは輸入できなくなり日本で流通しているアブサンと名のつく酒はほぼ100%ニガヨモギが入ってないただのリキュールだ。

ただし法的には日本では規制されていないのでツヨン濃度がもっと高い物を個人輸入するのは違法ではない。

まあかいつまんで話せばこんな感じだが詳細を書くと一冊の本になるくらい複雑な話なのでうんちくはこのへんで。

で、昨日いつものバーにあったのは本家本元のエミル ペルノ アブサン オーセンティック 65% 700MLという酒だ。

この酒は本来ならツヨン濃度が35ppm以上あるため日本では輸入できないがこのロット分だけツヨン濃度がなぜか9ppm未満だったため輸入できる奇跡のロットと呼ばれている。

つまりロット分がはければまた日本では呑めなくなる、ということ。

これは呑まねばなるまい。

まずはストレートでテイスティング。

黄色がつよい黄緑。香りはスパイシーさがあり、味わいはフェンネル、アニスなどを感じる程よい甘み甘味、アンジェリかのほろ苦さ、ミントのような爽やかさがバランスよく混じりあっている。サントリーアブサンより重厚さを感じる。

その後高濃度のアラック系の酒のセオリーにより加水する。加水によりきれいに白濁した液体は香りを失う事無く味のみが柔らかくなる。

一杯くらいでは幻覚酩酊ももちろんないが(そもそも9ppmぐらいだとそんな作用も無い)気分はフランスのバー。いやー俺って安上がりだなあ(笑

まめ知識:ちなみに養命酒にもニガヨモギはいってます。


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