目指せ透析40年改め50年!まだまだ生きる。

日々の透析の雑感や透析情報など

長時間透析ってホントに必要なのか、を再度考える。



お、そこのアナタ「バカじゃねーの」って思いましたね

バカのマエダですありがとうございます、お褒めにいただき光栄至極にございます(笑



このお話は先日話題にした「長時間透析の謎」に山羊先生からコメントをいただいた事に触発され考察してます。


さて、4時間透析より長時間(6時間〜)のほうが寿命が長いのはデータでも出ています。それは疑いようの無い事実です。


ですがこれって以前話題にした「BMIはアテになるのか?」という話題と似たようなところがあると思う。最近ではBMI(Body mass index)は健康の指標として全くアテにならないということがとりだたされ、そもそも脂肪で太った人と筋肉で太ってる人とを同列で騙る事自体おかしいということになり「WHR」とかの新しい基準が色々現れている(気になる人は調べてみよう)

で、透析患者だが

そもそも長時間透析をあえて選んだ患者というのは、やる気満々&生きる気全開の人だよね。ふり返って4時間透析。そんなやる気全開の人いる?中には「死んでもいーや」という食生活も何もかも自暴自棄の患者も”けっこう”いるはず。(4時間透析のウチの病院にはちらほらいるw)

そういうやる気の大きく違った分母で比べた統計にそれほど意味があるのだろうかという気はする。

つまり「やる気のある(ありすぎ?)なマエダのような5時間透析患者」と「6時間以上の長時間透析患者」とどちらが健康で長く生きられるか、というので比べないとフェアじゃないと思うんだよ。だって長時間やってる患者はあえて長時間選んだんだからみんなやる気満々だよね。


誤解を避けるために言っておくが、長時間透析の有効性、これは疑うべきも無いと思う。議論の余地が無いくらいにね。


つまらん突っ込み入れる人絶対いると思うからもう一度言うよ「長時間透析の有効性は疑うべきも無い」


じゃあ何が言いたいのかと言うと5時間以下の透析だって捨てた物じゃないということが言いたいんだよ。そこの4時間・5時間しか受けさせてもらえない君、悲観する事も無いかもしれない。確かに長時間のほうが毒素は抜けるかもしれないが、5時間+現在のハイパフォーマンス膜の組み合わせなら、そこそこ長生きできるくらいには毒素も引けてると思う。


そこでマエダのように5時間でキッチリ摂生、あ「節制」じゃないよ摂生っていうのは必要な物を選び必要でない物を捨てる事だ。つまりリンの少ないタンパク質を選びがっつりタンパクとってカリウムの少ない野菜や果物を選びこれまたがっつり食う、それでアルブミンは常時4.0以上キープ+運動してるような5時間以下の透析患者と、だらだら食ってだらしなく体重増やす、しかし食ってると言ってる割にはアルブミン4.0にはほど遠い長時間透析の患者とはたしてどちらが健康なのか。

とは言ってもどちらがいいのかはマエダには判断できかねるが、そういう「摂生」ができるなら4時間・5時間透析もそう悪い物じゃないと思っている。

そして4・5時間だと毒素以外にもアミロイドーシスの問題があるが、マエダの経験ではオンライン+QB350+膜面積21平米でかなりしっかり抜けてるので個人的にはこれも問題ないと思っている。オンライン万歳!




さて、さらに言うならばこの前の記事で「長時間透析の『闇』」と書いたのは煽りでもなんでもなくて、そのまんまの意味なんだ。

今日は炎上覚悟で言いうがまるにゃんさんのところのコメントで以前書いた有名な横浜かもめクリニックのセンセイの

「患者さんが『しっかり食べてきたよ』と言われる時は『何も考えず沢山食べてきた』という事だと思っていますがそれでいいんです、我々がしっかり抜きますから」

という言葉があると聞くがこれどうなんだ?確かに医者としてはそういう患者を救うのも使命だろうが、食べるのを「やめられない」患者や「無駄な節制のしすぎ」な患者のために長時間透析を提供するのはなんだか透析患者の自分でも違和感がある。
これまたマエダの個人的経験だがちょっと頭を使って「摂生」(何度も言うが節制じゃない)すれば5時間以下でも良好なデータを出せるのにもかかわらずそれをやらずに安易に色んな意味で社会に負担をかける長時間を選択というのがこれまたすっきりしない。(あくまで個人的つぶやきです、批判ではありません。そして本当に長時間が必要な患者もいるでしょうし)

とはいえ金田理事長や山羊先生のやられてることは素晴らしいと思いますよ、ですが患者ももう少し協力するというのが医療のあるべき姿だと思うのですが、いかがでしょう?

そしてこの「しっかり食べる」→「(リンやカリウムくらいは何となく考えるけど)難しい事は考えず沢山食べる」

これだけでホントにいいの?透析患者って還暦迎えそうな奴やそれ以上の輩だらけで、普通それくらいのトシの人間なら健康な人間だって「摂生」(また出たw)して健康に気を使うのに、透析患者が「自由食」になったからって「自由」に食べるって世間一般の常識から言って妙だと思うのは自分だけ?。

それとも先生方は「透析患者にあれこれ言ってもわからないだろうからとりあえず栄養とってもらうために『食べて』としかいえないね」と思っているのかな?(※ウチの医師の場合もマエダが『ほほー』と思うような食事指導を見た事が無い)





結局ここの部分はあまりにお粗末な知識しか無い「栄養士」といわれる人たちにも大きな責任があるとも思っている。栄養士ってどういう資格でどうやったらなれるか知ってる?興味ある人は調べて見るがいいがすごく簡単だ。

それは色々質問してみてあまりにお粗末あるいは古い栄養学の常識しか知らない現状からも見て取れた。マエダのクリニック特有の事かもしれないが、地域で結構大きい病院なのでこれが栄養士のスタンダードと思って差し支えないと思う。

たとえば「キャベツと輸入牛肩ロース、どっちがカリウム多い?」に「きゃべ、つ?」と回答したり(牛のほうがかなり高い)、今流行の糖質制限による「ケトン体」の作用順序が全くわからない、というかケトン体自体を知らない栄養士もちらほら。
おじいちゃんに「やさいはゆでこぼしてくださいね〜」くらいは言えても少し専門的な話題になると知識は一般人並み。

マエダが糖質制限を思いつき栄養士にアドバイスをもとめてなんとか会話が成立したのが何十人もいる栄養士の中でたった一人!(一番古株の人)

こんな状況では進化する透析のスピードに栄養士の知識が追いつかなくて当然かなとも思う


そんなわけで、この栄養士と透析の問題についてはまた日を改め掘り下げたいと思う




なんてえらそうなこと書いたが所詮は他人事なんで他人がどういう透析をしようがあんまり興味ないんだけど、先日のコメント欄では書ききれなかったのでなんとなく、ね。

ではまた!

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 透析条件

2 Comments

山羊  

5時間透析でも結構いける?

>そもそも長時間透析をあえて選んだ患者

母集団のバイアスのことですね。一般的な透析患者の生存率の比較する場合、母集団の年齢、性別、糖尿病の有無、透析歴などの基礎情報に加え、取得可能な検査データでの調整をして、できるだけバイアスを排除するようにしてはいるのですが、マエダさんがご指摘の、患者さんの「質的違い」まで、調整はできないです。従って、結果にそのバイアスは入るでしょう。

そこから勝手な類推をすれば、米国で行われた頻回透析や長時間透析のランダム化試験、思ったほど、研究への参加者が集まらなかったのだと思います。研究に参加された方々は、抽選で頻回や長時間に振り分けられた時、それをやってもいい人が選ばれたわけで、対象者が意欲的な患者さん同士となり、それが介入群と対照群との差を出にくくしていたのかもしれませんね。


>5時間以下の透析だって捨てた物じゃない

うふふ、実は私も5時間透析は、そんなに悪くないと思っていますよ。当方の施設は、病気の医師が一人でやっていますから、深夜透析やら隔日透析など、休みをこれ以上減らす治療はできかねる環境にあります。従いまして、その中で主体となっているのは、5時間のオンラインHDFの方々です。そしてその方々の状態は、透析量ということだけではなく、適正な体液量管理や必要充分な栄養摂取なども併せての話ですが、まずまず良い状態にあるかと思っています。

<以下削除>

<追記>
貴殿は、茶化された様な感じ(ネガティブな意味)に受け取られたのでしょうか。そうであったとすれば、不快なお気持ちにさせたことを、お詫びします。私は貴殿の「やる気のある(ありすぎ?)なマエダ」という言葉と、ブログから知り得た貴殿の生活とを併せて、「マエダさん、まさに最強じゃん」と感じたのを、伝えたかったのでした。失礼いたしました。

2018/06/07 (Thu) 14:01 | EDIT | REPLY |   

まえだ  

山羊先生!そんな恐縮されても困ります〜

いや、なんかすごい的確なコメントだったんでお返事書くまでもないかなと思いまして。。。。。

すみませんこちらこそ変な気を使わせてしまったみたいで。

マエダはここではいい加減なキャラで通してますので(笑)あのくらい茶化していただいてちょうどいい感じです

お気遣いありがとうございました、おちゃらけキャラのマエダにはもったいないお言葉です、はい。

というかピエロのマエダですからもっといじってください(笑

2018/06/12 (Tue) 18:53 | REPLY |   

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