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バランスの良い食事ではアルブミンは増えない



なんていうと語弊があるけど、言い直せば「マエダは透析患者にとってバランスの良い食事をするとアルブミンは増えなかった」というところかな。

もちろん個人差はある


そしてこれはマエダの食事改善実験の結果が短期間でアルブミン5の大台に乗りそうになってきたあくまで「パーソナル」な考察だから話半分で聞いてね♫


そもそもアルブミンが増えないのは食事をとってないだけというわけだけでなく、慢性肝障害、炎症性疾患、悪性腫瘍、出血などでもアルブミンは低値になる。

慢性肝臓障害でアルブミンが低値になるというのはズバリ「アルブミンは肝臓で合成されている」からだ。

食ったタンパク質がそのままアルブミンになるわけじゃなく、腸でアミノ酸に消化され、そのあとアミノ酸は門脈を経由して肝臓にゆきその後肝臓でアルブミンに合成される。

次に炎症性疾患、こいつはCRPでわかる。CRPは体に炎症があると増えるデータで低ければ低いほどよい。

で、これがなぜアルブミンを減らすかというと体が炎症を起こしてると「蛋白異化」という現象が起こる。有り体に言うと蛋白が分解されて減っちゃうわけ(かなり端折りましたw)

透析患者のCRPは0.5mg/dl以下といわれることが多いが健常者基準は0.3以下とされることが多い(ちなみにマエダは0.08〜0.1)

あと尿毒素が多いと蛋白異化が進む、つまり透析不足もアルブミン低値になる。

悪性腫瘍の場合は末期になって悪液質がすすみ腹水がたまりだすと腹水の中にアルブミンが漏れ出しそれにより定値になるようだが詳しいことは知らん。



さてお題の「バランスのよい食生活ではアルブミンは上がりにくい」の件だが透析患者の場合カロリー摂取のためかなりの炭水化物摂取を推奨される。

もちろんコメやパンにもタンパク質は含まれている。

しかしマエダの食実験では植物性蛋白質を増やしてもアルブミンが一向に上がらなかった。

これは植物性蛋白質の多くが「レジスタントプロテイン」という性格を持ってるものが多いからだ


このレジスタントプロテインというヤツは分類はタンパク質のくせに腸に入るとまるで食物繊維のような働きをする。つまりあまり消化されない、またの名を難消化性蛋白という。


これじゃいくらとっても血中のアミノ酸は増えないわけだからアルブミンも上がらない。


そこでマエダがやったことは、糖質制限をして減らした糖質分のリンやカリウムを肉に振り分ける。そしてカロリー不足にならないように油を増やす(ただし油脂を増やす事により悪玉コレステロールを増やさないように油はオメガ3の油を増やす)

そうするとものの数ヶ月でみるみるアルブミンが上がっていった。

具体的には「牛肉」を増やした、一日置きにステーキ150〜200g食べる生活。


あまりにすんなり上がったのでちょっと驚くやら拍子抜けするやら。しかし栄養バランス的にはかなり無茶なバランスだ。


で、この件については「エネルギー産生栄養バランス」というところを考えなければいけないのだが、その話については長くなるので以下次号とさせていただく。


※あくまでマエダが栄養管理士や医者とともにあーだこーだ言いながら相談の上実験したが、この結果がもちろん皆に当てはまる確証はない。この記事を実践することによりなんらかの不利益を被ったとしてもマエダは一切の責を追わない。


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2 Comments

山の麓  

非常に参考になります。助かります。
一応当方のアルブミンは4.0~4.3くらいなので、
特に低くはありません。
しかし、透析時間が5時間でQB300出しているので、カリウム取りながら
リンを減らして、運動量と食事量調整して、仕事量調整して、
睡眠時間を削って透析している結構大変な生活です。
4時間透析の大変さと比べると、少し楽かな程度なのですが、
ほぼ普通食と、歩く程度なら普通に歩ける程度で、
体調のバランスのとり方が難しい。
毎日手探り状態なのですが、非常に参考になります。

2018/07/22 (Sun) 09:58 | REPLY |   

まえだ  

山の麓さま

コメントありがとうございます、

なんだかんだといっっても施設透析では5時間は時間的に制約大きいですよね、わかります。

それに栄養の問題の他にも睡眠時間以外に5時間も寝ている(横になっている)というのは健康的なのかという問題も。

いろいろバランスとるのが確かに大変ですね。

2018/07/23 (Mon) 22:14 | REPLY |   

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